NMB ピロボール

NMB ピロボール

車高調整式ダンパーKITを選ぶときに「ピロアッパーマウント」と言う商品を見られたこともある方も多いと思います。純正ダンパーではダンパーシャフトの受け止め部(アッパーマウント)は振動や異音防止でゴムブッシュで受け止めますが、このピロアッパー仕様の場合、画像のピロボールで受け止めます。

メリットは入力した力をそのまま金属のピロボールで受けますので、よりスポーツ走行を楽しむ為のダイレクト感の向上に尽きると思います。デメリットは価格が高価であったり、ゴムと異なりありのままの振動が車体側に伝わること等です。

そもそもブッシュと言う部品自体基本はメンテナンスフリーですので、ゴムを使うケースが多いのはやはり振動や異音を嫌ってのことであり、ピロのダイレクトな操作性より快適なドライブを楽しめる方が当然ながら良いので、ストリートでの使用では一般的にはゴムブッシュの方が優れているのは当然のことかもしれません。
ですが、スポーツマインド溢れるオーナーさんが少しでも喜ぶようにとクイックなステアリングフィールにを少しでも楽しんでもらおうと、サスペンションメーカーはピロボール仕様の選択肢も用意してあるわけですが、これはこれで問題もあってピロボールもメンテナンスフリーと思っている方が多いです。ゴムは力を逃がせますが、ピロは力を逃がしませんので、そのストレスはピロ自身にかかります。寿命はまったく見ても解りませんが、判断方法として段々とクリアランスが広くなっていき金属同士のぶつかり合う音が出始めたら交換かなと思います。

これは個体差あると思いますが、僕はピロアッパーのピロボールなんて2年も使えば交換と言う考えを持っています。とにかく不快な音が出るから交換したい。ピロアッパー装着の車に乗ると「コトコトッ コトコトッ」と如何にもピロボールが擦り減りましたと言う音が僕は嫌いで、特に助手席に人を乗せているときに「コトコト」音が聞こえだしたら恥ずかしくて仕方ありません。
「じゃあ ゴムブッシュを選べよ」と言われてしまいそうですが、やはり僕もピロマウントのダイレクト感は大好きだし、意のままにステアリングを操るんだぞって感触はピロの方が優れているのでこれはこれで譲れません。しかし異音だけは嫌です。だったら定期的にピロボールを交換したらいいだけの話ですよね。
意外にもお客さんと話していたら「ピロマウントだからコトコト音は仕方がないと思っていた」と言われ諦めていた方も多いので、僕はメンテナンスさえ行えば良い部品であることに間違いはないとピロボールの定期交換をお勧めしています。
特にダンパーオーバーホールの際にはピロボールの交換もお勧めしますよ。

参考価格
NMBピロボール 33Φ-18Φ 4,725円

2009年12月18日