DAYTONA Sports ECM for VG35DE

長崎は大島からご来店のZ33オーナーさんです。しかも海のPRO!!大型貨物船の設計をお仕事にされている方で、前回僕が書いたクルーザーファクトリーの記事を読み「これは自分も行く必要があるぞ!」と問い合わせを頂きました。

最初は「5ATから6MTへミッションチェンジ出来ないだろうか?」という旨の相談を受けていたのですが、ただ単純にミッションを交換したら6速になるはずもなく、クラッチ、ブレーキペダルの増設やプロペラシャフトの交換、CAN通信の処理や構造変更申請。とてもではないですが簡単にできるような内容ではなく、時間も予算も随分とかかる現実をご説明して、またATでもセットアップのやり方次第でMT車以上に楽しむことも出来ると提案したたところ「それだったら5ATで十分に遊ぶる仕様にカスタマイズして行こう」と前向きな考えをしていただけ、DAYTONA Sports ECMの導入を決意いただけました。

DAYTONA Sports ECM for VG30DE
エンジンは初期の280PSモデルのVQ35DEを購入して1度もスパークプラグもエアフィルターも交換したことが無いということでしたので、これを機にNGKイリジウムプラグと高効率エアフィルターへチェンジして、確かな点火、確かな吸気を確保して、DAYTONA Sports ECMの楽しさを広げて行きます。

Z33
作業時間は2時間程度。DAYTONA Sports ECMへ変更後、エンジン調整や動作確認の為軽くブリッピングしていると店内で雑誌を読んでいたオーナーさんは「ああ、吹け上がりが凄く良い車ですね。凄いな~」って、まるで他人事のように話していましたので「この音は貴方の車ですよ」ってお話しすると、椅子から立ち上がりPITの様子を見て初めて自分の車と気がつき驚いたようです。
今までずっと聞きなれたはずのエンジン音やアクセルを踏んで立ち上がってくるエンジン回転とは明らかに違い、アクセルを踏むと狙った回転数まで即座に立ちあがるシャープな特性に生まれ変わりました。

正直なところ最大出力はそれほどまでに増加していません。最大負荷時でのマージンは十分に考えていますから最大5馬力程度の上昇です。
しかしながら、アクセルを踏み、欲しいトルクが付いてくる。ATの場合、自分で回転数をチョイスできませんから、常用回転数辺りでのトルクの増加、特に可変バルブタイミングのセットアップが大きくモノを言います。かと言ってスロットルコントローラーのようにギクシャク感を出さないような全体的な特性変化までを考えたのが「やまもと」が提案するECU、DAYTONA Sports ECMです。

2010年7月7日