2,000kmの道のり ~ DAYTONA Sports ECM for Z34

K氏から2月下旬よりZ34のECUについての問い合わせを頂いておりました。
車両は21年式のZ34 ver.S 6MT。
相談内容は、「乗り方が悪いのか?車が悪いのか解らないがとにもかくにも車が重く感じて感触が良くないのでデイトナが創るECUで改善出来るか?」と言う内容でした。
K氏はあまり車に詳しくないとのことでしたので、僕なりの回答をさせていただいたのが3月初旬。
実はどのエリアから問い合わせが来ているのかをこの時点では知りませんでしたので「よかったら遊びに来てください」と簡単に書きましたが、昨日そのユーザーさんからTELありました。

K氏「ECU書き換えに今からそちらにお邪魔します。と言っても明日になると思いますが」
山本「そうですか ありがとうございます。ところで、どちらからお見えになるのですか?」
K氏「え~と、岩手県です」
山本「イワテ・・・」
K氏「あっ、実はもう岩手を出まして、今は名古屋を通過しています」
山本「ナゴヤ・・・」
K氏「明日の朝一番にはデイトナに到着するように行きたいのですが作業予約は取れますか?」
山本「取ります!」

とは言いながらも、岩手県からワザワザ福岡県まで来るかいな?
イワテ、ナゴヤ う~ん何か聞き間違えたのかな?
と思いながら本日を迎えたところ・・

DAYTONA Sports ECM for Z34
じゃじゃん!岩手ナンバーのZ34参上!!

う~ん 本当に来た・・・

1時間ほどデイトナというお店についてお話をしたり、僕たちが考えるフェアレディZの素敵なあり方等、特に今回目に見えないECUデーターの変更ですから、デイトナの考えとオーナーの考え方をよく話し合い今回行うプログラムの方向性をしっかりと打ち合わせしたうえで作業に取り掛かりました。

DAYTONA sports ECMに変更後、吸入空気量学習や空燃比学習クリアーを実行し試走。オーナーの考えや乗り方にあわせて創ったデーターを表現できているか?を身体で確認しながら走行しました。特にZ34のデーターは今までのZ33VQ35で積み上げたデイトナ独自のハイレスポンスデーターに加えVQ37VHR特有のVVELの入り方が面白いデーターになっており3,000rpmからググッとスプリングの伸びるような感触で加速していく感が僕のお気に入りのポイントです。

全てを確認後、オーナーK氏に試乗をお願いし僕は助手席へ。
たった10mほど車を動かしただけで

「あっ、これ何か今までとは違う感触だ。凄く良い感じだ」

ホント少し、ほんの少しだけ動かしただけでも体感してもらえたようで、1速から2速へ、3速へギアチェンジしエンジン回転を上げると僕のお気に入りポイントVVEL作動ポイント。当然伸びが出てくる。それは助手席に乗っていても違いが解ります。

「うわ~、車が本当に軽くて気持ちよく乗れる」

今まで1年25,000km乗ってきたZ34とは異なる感覚を確かに感じた瞬間で、同時にDAYTONAの仕事をとても気に入っていただけました。作業終了後、近所の有名ラーメン店でご一緒にランチをして九州の面白いエリアや美味しい食材などを話していたら、予想以上に九州を好きになっていただけたようで

「よし、今から鹿児島行ってきます」

と、デイトナを出た後は更に300km南下した鹿児島へ向かいました(笑)

先ほど様子伺いのお電話しましたが、

「いや~、今桜島から鹿児島へ戻っています。火山が迫力ありますよね!」
「そうそう、インストールしたデーターですが、高速でもすごく良いです。アクセルが軽いし、トルクがあるから踏む量も少しで良いので燃費もノーマルより良いですよ」

と、とてもありがたい感想まで頂けました。

岩手県から鹿児島県まで計2,000kmの旅。帰りもある訳ですから4,000kmの旅。

「ありがたい」だけでは済まない。
僕の仕事に興味を持っていただき、高速代やガソリン代。そして時間を使い1,700km離れたデイトナまで来ていただけて、僕の仕事に対価を払っていただき評価していただき・・・そして九州を好きになってもらえた。
福岡で仕事をしているDAYTONAとしましてはこれ以上の喜びはない、僕の思い出に残る1日になりました。

2010年3月16日