慣らしの駅・・・デイトナ

Z34慣らしの話 Z34慣らしの話 Z34慣らしの話

偶然にも希少なプレミアムディープマルーンを選んだ2名のオーナーさんが新車慣らしの最中にデイトナに足を運んでくれました。1台はロードスター、内装はボルドー。「Zと言えばデイトナと思い、まずは顔を出して見ました」と来ていただきました。もう1台は40th Anniversary。こちらは納車当日にデイトナに来てくれました。

2人とも大排気量、大パワーの初フェアレディZにワクワクドキドキしながらも、実は美味しいところは未だ味わっておらず退屈な「新車ナラシ」の最中です。このBLOGを随分と参考にしてくださっているようで、1年前にデイトナZ34が納車されナラシをしていたことも参考にしているとのことでした。

僕個人的な考えなのですが、Z34に搭載されているVQ37VHRは大パワーエンジンですがターボのような大パワーを発する補機がついている訳ではありませんので、やはり何と言ってもごまかしが効きにくい「素」です。自然吸気エンジンは自分の能力以上の事を行うことが出来ませんので、その素を磨き輝かせることが最も大切なんじゃないかなって思うんです。

だから「退屈なナラシ」も非常に大切なことと思うし、そもそも金属加工工場から出荷されて角がある金属の物質の塊の組み合わせで出来上がった物がエンジンなんですから、個々のパーツを擦り合わせ、擦り合わせ、互いの角を落として丸くして

「お前は俺の為に仕える大切な大切なエンジンなんだぞ!」

とオーナーが金属に教えてあげる教育の時間みたいなものと勝手に思っています(笑)

その為には初期段階では大量の金属粉が混ざるであろう潤滑油の交換はシビアに行いたいのでオイル交換の徹底をお勧めしています。新車ナラシでは例えば2,000kmとか距離だけを重点に考える方もいますが、走行距離を稼いだとしても金属粉が混ざったオイルをジャブジャブ浴びながら行うナラシをするというのは・・・

どの姿が正しいとかはないのですが、僕の場合は回転数を3,000rpm程度に抑え750km程度走行で1回オイル交換とオイルエレメント交換を行いました。これは先にも書いた、金属粉を取り除くためのオイル交換です。その後、回転数を4,000rpmに伸ばしてもう500km走行で更に1回オイルとオイルエレメントを交換しました。これはウガイを行う感覚でのオイル交換ですので、この後もう300kmも走ると本命オイルに入れ替えました。

まあ、最低1,000km、頑張るなら2,000kmナラシをしたらOKなんじゃないかなと、納車されたばかりのお2人に話をしていたら早速「デイトナ流 ナラシ オイル交換プログラム」を実施してくれました。

使用するエンジンオイルはMobil1 5W-30。いくらナラシ用オイルで直ぐに廃油になると解っていても、妙なオイルは使いたくありませんので、デイトナではナラシ用でも信頼性のあるMobil1を使用します。オイルエレメントは当然日産純正を使用して、ナラシ終了までの2回のオイル交換と2回のオイルエレメント交換をサービスプライスで実施しています。

退屈なナラシが終えた後の1杯(本命オイル)が効きそうなプロジェクトでしょ!
ナラシ信者が新車時にしか味わえないデイトナ流ナラシ講座でした。

2010年05月11日